遺族と故人の距離

教会

地方には就職先も少ないといった理由から、徐々に都市部への人口集中が進んでいます。日本全体では平成20年頃より人口減少社会に突入しましたが、首都圏の人口は未だに増加傾向にあります。一方、地方については今後ますます人口減少が進んでいくことが想定されています。以前は親と同居したり、比較的近くに住む家庭も少なくありませんでしたが、こうした状況もあり田舎に老親を残して自分は都市部で世帯を持つ事例も少なくありません。そうした家庭では、相続した実家や遺品整理を自分で行うことが困難であるという人も少なくありません。そうした人を中心に、近年では遺品整理を専門に行う業者に依頼する人が増えてきているといわれています。

貴重品などの最低限のものを遺族で整理したうえで、残りの者は処分する前提で遺品整理業者に依頼をするケースもあれば、貴重品と思われるものと、それ以外の廃棄物の分別も含めて遺品整理業者に依頼するケースがあります。この業界については、比較的歴史が浅いということもあり、業者によってサービスの質にばらつきがあるとも言われています。そのため、事前にしっかりと業務内容について契約を結んでおいたり、写真等で作業状況の報告を求めるようにしておかないと、後々トラブルになる可能性もあるとも言われています。高齢化の進展により、相続する遺族の高齢化も進んでいますので、重労働は困難であることも少なくありません。自分たちだけで遺品整理が困難な場合は、こうしたサービスの利用を検討するのもよいでしょう。