斎場の今

十字架

斎場は遺体を取り扱うという業務を行う場所であるというその性質から反社会勢力の介入との戦いを宿命づけられておりました。「追加料金を払わないと火葬を行ってやらないぞ」と利用者を半ば恐喝するパターンなどは反社会勢力の常套手段であり、そして斎場を利用する際にはある程度覚悟しなければならない慣習でもありました。 現在の取り組みと言えばこうした悪習を断つことにあります。身内の不幸が起こった際には葬儀を必ず行う必要があり、相当に非常識な対応でもない限り斎場の業務に関して苦情が出る事態に陥ることなどおよそ想定されません。要するに常識ある対応を徹底することが斎場の業務におけるトレンドと言っても過言ではありません。

斎場を開業する際には所在がある都道府県への申請や霊柩車の事業登録が必要です。信用面で不利に陥らないように経営者は「葬祭ディレクター」という資格を取得しておくことが推奨されます。 基本的に斎場というものは業務の性質から信用重視の仕事であると言えます。それ故に採用されることは簡単ではなく、丁度審査の厳しいローンと同じような感覚であると言っても過言ではありません。そういうこともあって生活態度の真面目さや仕事が長続きしていることは応募における武器の1つとなると言って間違いがありません。そして何件不採用が続いても一切構わずに応募するという根気の良さが伴っていれば斎場で働くことはまるで不可能ではありません。